弁護士もスキルアップの時代
投稿日時:2017-08-16 17:03:39
今まで安泰とされてきた弁護士の仕事が、最近では競争が激しくなってきており、決して安定した仕事ではなくなっていることは、以前お話している通りです。経済が長く不安定な状況が続いていることもあり、少しでも収入が多く安定している仕事として、士業を志す方は少なくありませんから、無理もないことでしょう。
しかし、弁護士も実績がなければなかなか依頼が増えない時代です。過払い金請求で一時的に盛り上がった業界も、今ではほぼ依頼が打ち止めとなりつつあります。企業に所属したり、顧問契約をおこなっていない弁護士の仕事は、債務整理の相談や離婚相談などが多くなっていますが、仕事の取り合いが加速しているだけといった印象は否めません。
しかし、ブラック企業問題が表ざたになるにつれて、労働問題など、新たな一面で活躍している弁護士もいます。社会保険労務士などと提携している場合もありますね。様々な問題に法律的側面で対処するのが弁護士の仕事です。今まで通りの仕事をするのではなく、弁護士が対処すべき問題を探し出し、対処すること。対処できるようにスキルアップを図ることが重要なのだと思います。
時代の流れにそった法律問題に適切に対処できる能力こそが、今の弁護士に必要なものではないでしょうか?