士業について書いています

本当に弁護士になりたいですか?

投稿日時:2018-04-18 18:10

弁護士として言っておきたいのが「ドラマの中の弁護士のように華やかな世界じゃないということ」です。

ドラマだと、刑事事件の弁護をして検察を打ち負かすということが多いですが、99.9%そのような結果にはなりません。検察は犯人じゃない人を犯人として起訴することができないので、起訴の前にはしっかりと証拠を精査した上で起訴されます。そのため、起訴された案件が逆転無罪にすることは99.9%無理なんです。

残りの0.1%にかけて逆転無罪になることもありますが、ほぼ無いと思っていていいでしょう。

私は親が弁護士だったので、親が引いたレールのまま弁護士なりましたが、そうじゃなければ弁護士になってはいなかったと思います。

多額の費用を掛けて弁護士になるくらいなら、医者などになっておけばいいと思います。

弁護士もスキルアップの時代

投稿日時:2017-08-16 17:03:39

今まで安泰とされてきた弁護士の仕事が、最近では競争が激しくなってきており、決して安定した仕事ではなくなっていることは、以前お話している通りです。経済が長く不安定な状況が続いていることもあり、少しでも収入が多く安定している仕事として、士業を志す方は少なくありませんから、無理もないことでしょう。

しかし、弁護士も実績がなければなかなか依頼が増えない時代です。過払い金請求で一時的に盛り上がった業界も、今ではほぼ依頼が打ち止めとなりつつあります。企業に所属したり、顧問契約をおこなっていない弁護士の仕事は、債務整理の相談や離婚相談などが多くなっていますが、仕事の取り合いが加速しているだけといった印象は否めません。

しかし、ブラック企業問題が表ざたになるにつれて、労働問題など、新たな一面で活躍している弁護士もいます。社会保険労務士などと提携している場合もありますね。様々な問題に法律的側面で対処するのが弁護士の仕事です。今まで通りの仕事をするのではなく、弁護士が対処すべき問題を探し出し、対処すること。対処できるようにスキルアップを図ることが重要なのだと思います。

時代の流れにそった法律問題に適切に対処できる能力こそが、今の弁護士に必要なものではないでしょうか?

士業同士の仕事の取り合い

投稿日時:2014-04-22

資格をとって、やっとかと安心してしまうような人は、士業の仕事をしていく上で大変苦労する事になってしまうと思います。一昔前は、資格を取得できただけで安泰だという時代ではありました。

しかし、現代社会はどうでしょうか? 競争する事が当たり前のような社会風潮の中では、資格を持っているだけでは仕事をしていくのが、難しいんですよ。専門的な知識を有する事が多い士業ですが、実際には分野によっての得意・不得意があったりするんです。

士業の世界にも、競争原理が入ってきた背景の中で、試験の合格者が右肩上がりで、年々受験者数も増えているんです。

士業によっては、場所などを選ばずに仕事をしていけるなどの場合もあるので、そういう場所ではきっと独占できる環境ではないかと思います。 その一方で、都会の都市に集まってしまう士業もあったりします。 集まってしまう士業は、競争によって淘汰されてしまうなんてことにもなりかねません。

今後の士業は、単独で仕事ではなく、タッグを組んでいかないと仕事の取り合い合戦には勝てないようになってしまうんではないかと思います。

弁護士という仕事に必要な心構え

投稿日時:2014-03-20

世の中には士業と呼ばれる職業がいくつかありますが、そのなかでも特に難しいのが弁護士です。士業に憧れている人も弁護士は難関すぎて挑戦もできないという方も少なくありません。

弁護士は法のスペシャリストとしてその知識や権限を駆使し、様々な事案を取り扱い、問題の解決に努めます。時には自分の考えや信念と異なる人を弁護しなければならない場合もあり、依頼人を弁護したくない気持ちと仕事だからやらなければいけない気持ちとが葛藤します。

これは本当に苦しいことです。弁護士という職業柄、裁判などの判決次第では他の士業よりも恨みを買うことが多く、全然身に覚えのない人から襲われたりトラブルに巻き込まれたりすることもないとはいえません。

また、徹底した守秘義務がありますからどんなに親しい人でも職務内容について口外できませんし、ストレスもたまりやすいです。やはり普通の仕事とは違いますし、相当な覚悟と熱意、誠実さや冷静さが求められる仕事です。

社会から求められる責任について

投稿日時:2014-03-14

今、社会から士業に求められている責任は、親身になって依頼人の訴えを聞き、且つ迅速にその訴えを解決して欲しいと言う希望を叶える事だと思います。

様々な問題に直面しいている方が多い中で、士業の力で解決出来るトラブルが増えて来ました。例えば、過払い請求などは個人ではなかなか解決する手段が分からない事も、士業の知識と経験があれば解決出来る事が多いです。

払い過ぎたお金を計算して、その額を返還請求する事によってお金を取り戻すことが出来ます。数年前までは言われるがままに払って来ていた方も、士業の知識の力を借りれば借金問題が解決出来る様になりました。

このように依頼人のトラブルや訴えを親身になって伺い、専門的な知識を使って迅速に解決する事が今、士業に求められている責任であり、それを解決して依頼人の生活を正常な状態に導くお手伝いをする事も求められている責任の一つです。

困った時こそ、迷っていないで相談して頂きたいです。

安定性について

投稿日時:2014-03-07

一昔前、士業と呼ばれる資格を取得すれば一生安泰と言われていました。中でも弁護士という資格は難関資格の一つで、取得後はその資格だけでご飯が食べれると言われてきました。

ですが、バブル期が過ぎ、就職難や雇用不安といった状況が続く中、士業を目指す人が増え、そして取得者も一気に増える事になりました。そうなると、今度はこちら側が就職難です。

弁護士は、その資格さえあれば自分の事務所を開業する事もできるから大丈夫と思う人もいるでしょう。ですが、資格を取ったばかりの弁護士に仕事を任せたいと思う人は少ないものです。できれば、実績や経験のある人に仕事を頼みたいと思う方が普通です。その為、弁護士になってしばらくは、他の事務所で経験を積む事になります。

ですが、そこで得られる給料はかなり減ってきています。経験を積んだ後に独立をしても、昔程は儲からないでしょう。士業といえば安定性があるとされたのは過去の話です。これからは士業も普通の競争社会でしかありません。